返信
車通勤は認められていない。
近くの駅の適当な駐車場に車を停め、
電車で会社へ向う。
満員電車にはまだ早い時間だ。
運良く座れたので、
iPodのイヤホンを耳に入れて目を閉じた。
直ぐにウツラウツラ。睡魔が襲ってきた。
会社に着くと直ぐに仕事モードだ。
ケータイは机の上、パソコンの傍に置き
マナーモードでメールが着たらバイブが
鳴るように設定してある。
ミーティングに報告書作成に会議に
プロジェクト管理・・・
いろいろやるが、頭の片隅では常に
机の上のケータイのことが気に掛かっている。
お昼になると、ほとんどの社員は外食するが
ボクはコンビニで買ってきた弁当で済ませる。
ケータイメールに直ぐ対応したいからだ。
弁当を食べ終え、給茶機の前でお茶を飲んでいると
机の上のケータイがブブブブッと騒がしく鳴った。
ボクの隣りの人が気が付いて
「七瀬さん、ケータイ鳴ってるよ!」と教えてくれた。
ボクはすかさずケータイを開け、メールをチェックする。
案の定、美月からだった。
~かなちゃんへ~
お手紙ありがとう。
ちゃんと看護士さんの言うこと聞いて
寝てるよ(^-^)
早く帰ってきてねm(_ _)m
お仕事ガンバッて☆
ふぅ。
とにかく何事も無いようだったので
ほっと胸を撫で下ろす。
「なるべく早く帰るよ」と返信をし、
残った仕事をさっさと片付けるべく
昼休み時間がまだ10分ほど残っていたが、
仕事を始めた。
by nanase-kana
| 2008-07-18 20:54
| 回想