主力カメラ
VF-2(外付けの電子ファインダー)を
着けたらその優秀さに驚きました。
最初は違和感がありましたが、ほとんど光学ファインダーと変わらないです。
一眼はやっぱり「光学ファインダーだよなー」と拘っていた自分が恥ずかしい。
食わず嫌いの光学ファインダー派の皆さん、ぜひ一度試してみてください。
でも動きモノは、やっぱり光学ファインダーの方がまだいいかもしれませんね。
心配していたフォーカスも、AFは十分なスピードですし、精度も昔より上がっているような?
この組み合わせを使い始めると、
もうミラーがパコパコ動く大きく重いカメラを
持って歩く気がしなくなります(^^;
・・・単に根性が無くなっているともいいますが(笑
コシナから出ている、マイクロフォーサーズ用のMFレンズですが
驚愕なのはそのスペック。
なんと25mmF0.95!(^^;
F0.95は昔々のキヤノンの某レンズと今のノクチしか無い(シネ用除く)と
思っていたのですが、まさか今になってこんな尖がったレンズが出るとは思いませんでした。
まぁ、フォーサーズ用ですので、ライカ判換算すると50mmF1.8くらいになるんじゃないの?
というツッコミはあるかもしれませんが、F0.95はF0.95なのです(笑
何よりも特徴的なのは、その最短撮影距離でしょう。
通常35mm判レンズの50mm大口径レンズは、大体50cm~45cm程度です。
しかし、コイツは17cmまで寄れます。ちょっとしたマクロレンズ並になっています。
と、うるさいゴタクはこの辺にして、実際はどうなのか使い込んで見ました。
(以下、作例は開放もしくは開放付近、カメラは「ナチュラル」に設定してます。
明るさ、シャープネス、色関係、すべてデフォルトの撮って出しになっています)
かなりふんわり、しっとりとした湿度溢れる写り。
大口径っぽい感じです。
絞れば隅から隅までキリリと解像します。
明暗の激しいところでも、暗部の色ををきちんと拾います。
コントラストの低い曇天での試写ですが、
色は薄くもなく、濃くもなく、偏りもほとんど無いです。
現代的なレンズのように、くっきり濃厚な感じではありません。
わかりやすい出方です。
もうちょっと派手に暴れてくれた方が、個人的には好きです。
レンズフィルターを着けて撮っているので、本当はもっと少ないかも。
思ってしまうような雰囲気。
うーん、いいねぇ~コレ。
という固定観念はもはや覆されています。
ライカ判の50mm大口径レンズを使っている気分です。
いえいえ、違います(^^;
画面右端の室外機にピントを合わせています。
するとバックが全部ボケちゃったんですね。
被写界深度の浅さがご理解いただけると思います。
こんな撮り方はオタクしかしませんので、良い子はマネしないように!(笑
わずかに青~紫系で出ますが、よく抑えられています。
個人的には十分合格点。
最近こういう感じが好きだったりします。
欲を言えば点景で人物が入っていれば。
でもボケ味は基本的に滑らかで暴れません。
グルグルボケもほとんど出ませんし、二線ボケも目立ちません。
さすがは10枚羽根虹彩絞。
VF-2と組み合わせればピント合わせも簡単です。
久々に良い買い物でした。
逆に、マイクロフォーサーズから離れられなくなりそうな気がします(^^;笑
by nanase-kana
| 2011-04-30 10:22
| 写真日記