特性
M9の最大の欠点。
それはダイナミックレンジ特性。
ある量を超えると、
白飽和、色飽和が、一気にやってくる感じ。
白の階調もへったくれもなく、突然データが抜け落ちる感じ。
スコーン、とデータが無くなった感じになっているので、
故障しているのかと焦る、、、そんな極端な感じ。
とにかくハイライト側はまったくと言っていいほど粘ってくれない。
この辺は、最近のNikon機やCanon機とはかなり勝手が違う。
一般にデジタルは、フィルムに比べ白トビしやすいと言われているが、
それでも徐々にある階調をもって、真っ白なデータ無し領域に近づいて行く。
だからRAWでいじれば、それなりに粘ってくれる(粘ってくれる感じがする)。
これは、PC上のモニタで観るとあまり感じないのだが、
プリントしてみると如実にその違いが現れる。
M9の白トビ部分は、プリンタは完全に”その周辺”を含めてインクを塗らない、
つまり用紙の下地が出てしまうのだ。
これはかなり醜い。
M9では肝心な部分に白トビが出たら、プリントは厳しいことがわかった。
ボクのイメージする最終形態は、モニタ鑑賞ではなく、
あくまでプリントだから、これは正直かなり気をつけないといけない。
by nanase-kana
| 2011-06-18 07:36
| 写真日記